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心理社会的治療/本人へのアプローチ

AD/HDの治療では、薬物療法で主症状を軽減させるだけでは十分ではありません。AD/HDの子どもは知能的には正常であっても、症状のために対人関係能力や社会性の部分が成長しにくいことが多いため、AD/HDによる日常生活の困難さや発達の遅れを取り戻す心理社会的治療がとても大切になってきます。AD/HDの子どもにとって、対人関係能力や社会性は放っておいても身についていくというものではなく、意識して身につけるように周囲が支えながら訓練していく必要があります。

問題行動を修正する行動療法

イラスト:信号機を指差して子どもに説明している親 行動療法は、AD/HDの子どもに社会的な善悪を理解させ、行動を正しい方向に導いていくポピュラーな治療法です。本人が不適当な言動をしたときには、その都度どうすればよいのかを指摘し、正しい行いをしたときや物事をなしとげたときには、精一杯誉めて評価するといった形で、行動の修正を図っていきます。
行動の修正をより強化するため、子どもが望ましい行動をとった場合に、それを評価してポイントを与え、ポイントが基準に達したら具体的なごほうびをもらうといったトークンエコノミーという方法がよく用いられます。なお、望ましくない行動の場合にはポイントを減らすという方法を組み込むこともありますが、いずれにしても罰が目的ではなく、望ましい行動への称賛がわかりやすく伝わる方法でなければなりません。
行動療法には、本人の自信と意欲をもたせていく認知面の効果も期待できますから、実行機能の弱いAD/HDの子どもにはとても有効です。
行動療法は一般には医師と計画を立てて親や教師が実行するという形をとります。気をつけなくてはならないことは、誉める行動の目標を、少し努力すれば到達できるものにしなくてはいけないということです。行動療法を成功させるためには、少しずつ目標を上げていくように、大人が辛抱強く子どもの成長を見守るという姿勢が大切です。

社会性を養うソーシャルスキル・トレーニング(SST)

AD/HDの子どもたちの多くは友だちができにくいため、年齢相応のソーシャルスキルをもっていません。ソーシャルスキル・トレーニング(SST)では、感情と行動をコントロールする術を身につけ、友だちとの円滑な相互関係を保てるような基本的な社会的スキルを学びながら、日常生活の中でそれらのソーシャルスキルをうまく使えるように訓練していきます。行動療法が主に個人療法であるのに対し、SSTは集団療法として行うことで効果を得やすい治療法です。
SSTでは遊びやゲームを通して行われます。ゲームに含まれる認知・学習課題を通して、注意と記憶を喚起しながら集団に上手に参加するスキルを養います。
医療機関や教育機関のほか、家族会、NPOや発達障害者支援センター主催のものなど、SSTを受けられる場は少しずつ増えてきています。

過去の失敗や将来の不安をケアする心理療法

AD/HDの子どもは、失敗や挫折をあじわうことが多いので、感情面・心理面に大きなダメージを抱えている場合があります。そうした部分をケアするうえで、心理療法は大きな役割を担います。また、過去の失敗だけでなく、AD/HDと診断された後の将来への不安を解消していくうえでも、また自己評価を高めるという目的のためにも、認知療法的な要素も加味し、遊びや言葉を通して大人と子どもが交流する心理療法は意義深いものです。


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